「歯医者」恐怖の歯周病(壱)
2010年06月17日 (木) | 編集 |
昨日、旦那は歯医者に行ってきたようである
帰ってくるなり、パタッと布団に倒れこんでしまった。
聞けば歯医者とは、いい歳をした大人でも心の底から疲れる場所らしい。
猫の世界には歯医者などない。
だから、吾輩も歯が痛いときがあるが、放っておくしかない。
人間も、なまじ歯医者などあるから、診てもらいたくなるのであろう、ご愁傷さまである。

・・右下の奥歯が何かおかしい。
ビール片手にカメルーン戦に熱中しながら、口の中に違和感を覚えた。
指で奥歯を触ってみると、歯茎が腫れて、歯がぐらぐらする(汗)。
亀のように引き篭もる日本に、カメルーンがこれでもかとロングボールを入れてくる。
ミドルシュートがポストを叩き、川島に神が降りた瞬間、つい“ぐきっ”とやってしまった
八年前に虫歯を治療した歯である。
二年位前から時々歯茎が腫れることがあったが、丁寧に歯磨きをすると腫れも治まっていた。
要注意と警戒していたが、今回はいよいよダメそうである。
日本の歴史的なW杯初勝利(自国開催はW杯に数えるべきでない)に興奮しつつも、
どこか評判のいい歯医者はないかな・・と、ネットで調べることにした。

というのは、ただ自宅に近いという理由で通った八年前のT歯科は、ちょっとダメである。
すぐ神経を殺したがるし、差し歯を造っても噛み合わせが合わないから削りまくる。
処置歯の歯茎が膿んでしまい、慌てて口内炎用のパッチを貼ったものの、歯茎が大きく陥没。
治療中に医者と歯科衛生士がしばしば談笑していて緊張感がなく、
化膿止めに出された抗生物質を服用したらアレルギーが出る始末(これは自分の体質だが)。
あのT歯科だけは二度と行くまい、他人にも勧めまい、と心に決めていたのである。

翌日、ネットで口コミが多く、評判も良さげなS歯科センターに電話を入れる。
“予約制なので少し待つことになりますがOKですよ“と受付嬢の可愛らしい応答。
そういえばT歯科は、待合室に患者がまばらで、飛び込みでもすぐ診察された気がする。

午後の診察時間の少し前に歯医者に着くと、待合室にはすでに十数人の患者さんがいた。
小奇麗な待合室に、想像通りの(制服フェチではない、念のため)可愛らしい衛生士さん。
歯医者は嫌でも緊張するのだから、このように心和む雰囲気はとても大事である。
問診表に必要事項など記入して一時間ほど経った頃、ようやく診察室に入ることができた。
診察室には五つのブースがあり、医師が三人位と衛生士さんが六人位てきぱきと動いている。
レントゲン撮影を終えて診察台で待っていると、HPで見覚えのある院長先生がやってきた。
目の前にはレントゲン写真を映したディスプレイがあり、先生と治療方針のカウンセリング。
問題の右下奥歯は歯周病の末期的な状態らしく、このままでは隣の歯まで危ないとのこと。
レントゲンでも歯根の周りの骨がすっかり溶けてしまっているのがわかる
二十分以上も説明して頂いただろうか、事ここに至っては抜歯意外に道はないと知る(TT)

女性の衛生士さんに歯垢の除去、クリーニングをしてもらった後、院長先生による抜歯術。
抜歯後は病巣(骨の表面)のクリーニング、造骨促進の薬を入れて歯茎を縫い合わせ。
流石に手際がよく、痛みも少ない。事前説明が丁寧で、安心して施術を受けることができた。

自分では気付かなかったが、右上奥歯に虫歯の親知らずが発見された。
また、何本かは歯周病が中度まで進行しており、ポケットを掃除する必要があるとのこと。
抜歯後の消毒も兼ねて、翌日(今日)の予約をとり、家路についた。
待ち時間も含めて二時間半あまり、口の中が血なまぐさい。あぁ疲れたと横になる。
“歯周病は怖い”せめて半年に一度は定期診断に通うべきだったと後悔しきり、である。

(「歯医者」弐につづく)