「家族サービス」(参拾弐)鬼怒川旅行(前編)。
2013年08月05日 (月) | 編集 |
期待し過ぎは落胆のもと、意外に感じるくらいが丁度いい

・・曇り時々晴れ、気温は30℃少し手前、雨男にしては珍しい旅行日和である。
小さな車に三世代5名と荷物を載せて、窮屈ながらのんびり10時頃に出発。
父母が高齢のため移動は短時間で済ませたいが、筑波の土地柄、高速の使い勝手が悪い。
常磐道→北関東道路→東北道→日光道路と経由すれば、下道を行くよりは早いが、
筑波と鬼怒川を結ぶ直線に対して、大きなゼット状に盛大な無駄走りをすることになる。
オマケに今時ETCを積んでいないので、割引なしの高速料金は馬鹿にならない。
取り敢えず真岡まで下道を走って、混雑する宇都宮を高速で迂回、2時過ぎにホテルに到着。

日光には2年前に訪れたが、鬼怒川は10年振りくらいだろうか。
リーマン以来の不況でホテルや旅館がばたばた倒産したのが4~5年前、確かに寂れている。
鬼怒川沿いに建つホテルはどれも古く、放置されたままの廃墟も多い。
街中には足湯スポットなどが新設されているものの、観光客の街ゆく姿はまばらである。

今回お邪魔した鬼怒川温泉ホテルは、そんな街中で比較的賑わいを見せている老舗である。
“結旅”がコンセプトだそうで、絆を大切にしたウェルカムベビーな宿屋である。
“オンリーワンのすごい宿”やら“お客が選ぶ四つ星以上の宿”やらを受賞しているそうな。
温泉と石釜ダイニングのビュッフェがウリで、口コミでもなかなか良さげである。

実際に滞在しての感想。
外観や造りは古めかしいが、内部はリフォームしてあり、部屋も清潔にして必要十分。
従業員の方の教育が行き届いており、接客や挨拶が心地よい。
ファミリー向けに小物や備品も工夫されており、細やかな心配りを感じる。
ダイニングビュッフェの石釜ピザは美味しい。
風呂は男女入れ替え制で、深夜までと早朝から趣向の異なる温泉を楽しめた。

全体としてはほぼ満足な滞在だったけれど、少し残念な点も。
部屋の眺望(周りが廃墟ビル、このホテルのせいじゃないけれど・・・・)
ビュッフェは石釜ピザ以外は・・・・、コストカットが丸わかりでちょっとガッカリ。
朝食など大江戸温泉と比べても物足りない(目の前で握ってくれても、お握りはお握り)。
温泉は浴槽は沢山あるが、全て単純アルカリ泉、露天は外が見えるだけでほぼ室内。
室内プールとゲームコーナーはリフォームから取り残されたようで、古すぎて近寄りがたい。

宿泊料金からすれば、この界隈でよくやっている方なのだろうとは思う。
接客や館内イベントなど、コストのかからない部分で努力していることは良く分かる。が、
肝心の食事と温泉の質感があと一歩、綺麗なHPや口コミで妄想し過ぎるのは宜しくない。
(「家族サービス」参拾参につづく)