「地震・雷・火事・云々」(四拾四)ザイル。
2014年09月01日 (月) | 編集 |
いざという時の備え、具体的に想像するほど効果的である

・・子供が自分用の非常時持出し袋(ナップサック)を背負って得意げな顔。
学校の宿題で、非常時に何が必要か自分で考えて、中身を吟味しながら用意したらしい。
ほとんど家内が手助けしたようだけれど、親子で防災を考えることは良いことである。

夕食時に、火事や地震が起きたらどうやって逃げるか、の話になった。
災害時には停電の恐れがあるからエレベータは使わないこと、と前置きした上で、
“まずは周りの様子を見て、外の階段で地上まで降りることだろうね”
“階段が壊れて使えなかったらどうするの?”
“その時は、ベランダにある緊急避難ハシゴを使って1階づつ下のお宅に降りるんだよ”
“下の家が火事だったらどうするの?”
“ハシゴはベランダの端と端の家にあるから、反対側の端まで間仕切り壁を壊していくんだよ”
“そっちも火事だったら?”
ここでう~むと考えてしまった。

“飛び降りるしかないんじゃない?”と家内。
それはほぼ自殺行為なので、緊急時であってもダメである。
と、随分昔から渓流遡行用に所持している細引きザイルを思い出した。
今は非常時持出し袋と化した山行用のザックに、カラビナで吊り下げてある。

“長いロープを持っているから、それで降りるしかないな”
“(目を輝かせて)見たい”
で、ザイルを確認したところ、5mm×10mの細引きが2本。
ちょっと地上までは届きそうにない上、懸垂下降するには少々心許ない太さ。
まぁ、子供と家内と持出し袋を何階か下に降ろす程度には使えそうだけれども。
好日山荘に行って、10mm×30m程度のザイルとハーネスを用意した方が良いかもしれない。
なんだか本格的になってきた
(「地震・雷・火事・云々」四拾伍につづく)