「階段にセミ」
2014年09月05日 (金) | 編集 |
短い夏を駆け抜けたセミの生涯に合掌

・・自宅まで集合住宅の階段を昇るにつけ、セミの亡骸を見かけることが多くなった。
アブラゼミ、地上に出て数日間の短い夏を過ごし、力尽きて階段の隅で息絶えたのだろう。
ぜいぜいと息が上がって苦しいなか、セミの傍らを歩を進めていると、
何だか彼等に“俺たちの屍を越えて行け”と言われているような気がする。
少々、感傷的に過ぎるかもしれないけれど。