
2015年06月30日 (火) | 編集 |
何かと皮肉なものである
・・この話を納めたイソップ童話は、今まさに危機に瀕するギリシャの古代寓話集である。
この話には二つの教訓が込められているという。
一つは、キリギリスのように将来への備えを怠ると、そのうち困った状況に陥るということ。
もう一つは、アリのように夏もせこせこ働く者というのは、餓死寸前の困窮者に対してさえ
救いの手を差し伸べないような冷酷でケチである、ということ。
どちらの教訓も感慨深いものがあるけれど、
事此処に至って尚、国民投票などと言い出している彼の国の指導者や国民の大半は、
二つ目のキリギリス的思考が余程身に染みついているのだろう、との想像を禁じ得ない。

・・この話を納めたイソップ童話は、今まさに危機に瀕するギリシャの古代寓話集である。
この話には二つの教訓が込められているという。
一つは、キリギリスのように将来への備えを怠ると、そのうち困った状況に陥るということ。
もう一つは、アリのように夏もせこせこ働く者というのは、餓死寸前の困窮者に対してさえ
救いの手を差し伸べないような冷酷でケチである、ということ。
どちらの教訓も感慨深いものがあるけれど、
事此処に至って尚、国民投票などと言い出している彼の国の指導者や国民の大半は、
二つ目のキリギリス的思考が余程身に染みついているのだろう、との想像を禁じ得ない。